伊藤忠、データ取引の仏新興企業に出資

伊藤忠商事は5月27日、データ取引のプラットフォームを運営する仏ダウエックス・システムズに出資すると発表した。ダウエックスが実施する総額500万ユーロの第三者割当増資の一部を引き受ける。取得する株式の規模や出資額など詳細は明らかにしていない。

ダウエックスは2017年創業の新興企業。企業間でデータを取引できるマーケットプレイスを開発し、運営している。現在では金融・保険、建設、エネルギー、物流、小売り、情報通信、観光など20以上の業界で7,000社を超える企業が利用する世界最大級のデータ取引のマーケットプレイスとなっている。

伊藤忠によると、データ取引の市場は世界的に急成長しているが、日本でデータを提供した企業は2017年時点で約11万社と、米国の30万社、EUの28万社を大きく下回っている。伊藤忠はダウエックスへの出資に伴い、同社の日本でのプラットフォーム運営を支援していく。

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