EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の4月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.5%の低下となり、2カ月連続で落ち込んだ。下げ幅は前月の0.4%から膨らんだ。2月は速報値で0.1%低下だったが、横ばいに修正された。(表参照)
分野別では中間材が1%、資本財が1.4%、耐久消費財が1.7%の幅で落ち込んだ。エネルギーは1.4%、非耐久消費財は0.2%の上昇と持ち直した。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.7%低下。前月にプラスに転じたドイツが2.3%低下と再び悪化したほか、イタリアが0.7%、英国が2.7%の低下と振るわなかった。フランスは0.4%、スペインは1.7%の上昇だった。
前年同月比ではユーロ圏が0.4%、EUが0.1%の低下となっている。