EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の7月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比0.2%の上昇となったが、伸び率は前月の0.7%から大きく縮小した。中間財、エネルギー価格の下落が反映された。(表参照)
分野別の伸び率は中間財がマイナス0.2%、エネルギーが同1.7%。資本財は1.5%、耐久消費財は1.4%、非耐久消費財は1.0%の幅で上昇した。
EU28カ国ベースの生産者物価上昇率は、前月を0.3ポイント下回る0.6%。主要国はドイツが1.3%、英国が1.7%上昇したが、イタリアとスペインが0.8%のマイナスとなった。フランスは横ばいだった。