ユーロ圏生産者物価、8月は0.8%下落

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の8月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で0.8%の下落となった。インフレ率の縮小に伴い、低水準が続いていたが、エネルギー価格が大きく下がったことで、ついに伸び率がマイナスに転落した。(表参照)

分野別の伸び率は中間財がマイナス0.4%、エネルギーが同4.9%。エネルギーのマイナス幅は前月の2%から大きく膨らんだ。資本財は1.5%、耐久消費財は1.4%、非耐久消費財は1%の幅で上昇した。

EU28カ国ベースの生産者物価上昇率はマイナス0.3%。主要国はドイツが0.6%、英国が0.5%上昇したが、スペインが2.5%、イタリアが2.1%、フランスが0.7%のマイナスだった。

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