欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は22日、伊トリノ近郊ミラフィオーリの生産拠点に、電気自動車用バッテリーの工場を新設すると発表した。初期投資額は5,000万ユーロ。電気だけで走行する純電気自動車(BEV)向けのバッテリーを生産する。
FCAは昨年、電気自動車とハイブリッド車の生産開始に向けて、19年から21年にかけて50億ユーロを投じてイタリアの生産拠点を増強すると発表していた。新工場の建設は同計画の一部。主力の小型車「500(チンクエチェント)」のBEVモデルなどが搭載するバッテリーを生産する。20年初めの稼働を予定している。