EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の12月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比2.1%の低下となり、2か月ぶりにマイナスに落ち込んだ。主要国が軒並み不調だった。(表参照)
前月は速報値で0.2%の上昇となっていたが、横ばいに下方修正された。
分野別では中間財が1.7%、エネルギーが0.5%、資本財が4%、耐久消費財が1.1%、非耐久消費財が1.3%の幅で低下した。
EUを離脱した英国を除くEU27カ国ベースの鉱工業生産指数は2%低下。主要国はドイツが2.5%、フランスが2.9%、スペインが1.5%の幅で落ち込んだ。
前年同月比ではユーロ圏が4.1%、EUが3.9%のマイナスとなり、下げ幅はそれぞれ前月の1.7%、1.3%から膨らんだ。