欧州委員会は23日、EU域内のすべての国境検問所に貨物輸送のための優先レーン(グリーンレーン)を設け、積荷の検査や運転手の健康検査を含めて15分以内に検問を通過できるようにすることなどを柱とする...
2020/3/30
EU情報
欧州委が物流円滑化に向けた手引き策定、新型コロナ受けた国境管理に対応
この記事の要約
欧州委員会は23日、EU域内のすべての国境検問所に貨物輸送のための優先レーン(グリーンレーン)を設け、積荷の検査や運転手の健康検査を含めて15分以内に検問を通過できるようにすることなどを柱とする通達を発表した。
EU内ではトラック輸送が域内における貨物輸送の75%を占めているが、新型コロナ対応で加盟国が相次いで国境管理を強化した結果、国境付近で数十キロに及ぶ渋滞が発生するなど、域内の物流を直撃している。
それでも渋滞が緩和されない場合、加盟国は貨物輸送専用に検問所を設置し、物流の円滑化を図る必要がある。
西欧
東欧・ロシア・その他
EU情報
- コロナ危機経済対策の合意見送り、ESM活用に独など難色=EU首脳会議
- 伊の新型コロナ死者が1万人突破、英ではジョンソン首相が感染
- 欧州の新型コロナウイルス感染状況
- ECBがユーロ圏の銀行に配当・自社株買い中止を要請、新型コロナ対応で資本温存
- 英も外出制限、原則的に自宅待機に
- 欧州委が物流円滑化に向けた手引き策定、新型コロナ受けた国境管理に対応
- EU、北マケドニア・アルバニアとの加盟交渉開始で合意
- EUが域外企業による買収を警戒、加盟国に監視強化要請
- EU財政規律の適用を一時停止、加盟国が承認
- 空港発着枠ルールの一時緩和、欧州議会も承認
- コンテナ船会社の協力協定、EU競争法適用除外が延長
- ユーロ圏貿易収支、1月は13億ユーロの黒字
- ユーロ圏建設業生産高、1月は6%増