仏ルノーのトルコ合弁が工場閉鎖

仏自動車大手ルノーのトルコ合弁会社オヤック・ルノーは25日、同国北西部のブルサにある生産拠点を閉鎖すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてサプライヤーからの部品調達に支障が出ているためで、26日から工場の操業を無期停止する。再開時期は親会社ルノーの方針に従い、トルコ政府の決定や世界の情勢を踏まえて判断するとしている。

オヤック・ルノーは1969年に設立された。ルノーと軍人年金基金オヤックの合弁で、出資比率はそれぞれ51%、49%。ブルサ工場はルノーグループ最大の生産拠点のひとつで、年産能力は車両36万台、エンジン75万基、変速機39万4,000個、シャシ42万8,000台となっている。従業員数は2018年末時で6,656人だった。

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