EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の2月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で1.3%下落し、上昇率は7カ月連続でマイナスとなった。下げ幅は前月の0.7%から大きく膨らんだ。(表参照)
下落の大きな要因はエネルギー価格の大幅な低下。原油価格の値下がりでマイナス幅が前月の4.1%から6.5%に拡大した。中間財は1.2%低下し、資本財は1.2%、耐久消費財は1.4%、非耐久消費財は2.4%の幅で上昇した。
EU27カ国ベースの生産者物価上昇率はマイナス1.0%。主要国ではドイツが0.1%上昇したが、フランスが0.9%、イタリアが3.8%、スペインが2.2%のマイナスとなった。