ポーランド電気通信庁(UKE)は16日、第5世代(5G)移動通信規格の周波数割り当て入札を延期すると発表した。新型コロナウイルスの流行が収束するまで応札期限を無期限に延長する。これまでは23日の締め切りを予定していた。
UKEの3月6日の公示によると、入札の対象は3.2ギガヘルツ(GHz)帯の4帯域、帯域幅は80メガヘルツ(MHz)。入札(オークション)の開始価格は1免許当たり4億5,000万ズロチ(1億450万ユーロ)となっている、免許は2035年6月30日まで有効。
同国の5G整備では、昨年9月に電気通信大手のオレンジ・ポルスカとスウェーデン通信設備大手のエリクソンがワルシャワで試験通信網を稼働させた。基地局の通信速度は毎秒10ギガビットで、最速で秒速900~1,000メガビットの回線速度を実現している。