英米両政府は5日、自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉を開始した。ジョンソン英政権は対米FTAをEU離脱後の最重要課題と位置付けており、年内にも合意したい考え。ただ、双方は次世代通信規格「5G...
2020/5/11
西欧
英米がFTA交渉開始、5G・農業・医療分野が焦点に
この記事の要約
英米両政府は5日、自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉を開始した。
英国際貿易省は対米FTAが発効すると、英経済を年間150億ポンド押し上げると試算しているが、英政府は3月にまとめた米国との交渉方針の中で、英GDPの押し上げ効果は今後15年で0.07~0.16%にとどまり、EU離脱に伴う損失(マイナス2~8%)を補うことはできないとの見通しを明らかにした。
英国は対米交渉と並行してEUとのFTA交渉も進めており、離脱後の急激な変化を回避するための「移行期間」が終了する年末までの協定締結を目指している。
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