英LCC最大手イージージェット、15日に運航再開

英最大の格安航空会社(LCC)であるイージージェットは15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実施してきた全面運休を解除し、国内線を中心とする一部の路線で運航を再開した。7月以降は運航数を増やす。

イージージェットは3月29日から全便を運休していた。運航を再開するのは、利益が出るに足る需要がある便。ロンドン郊外のガトウィック空港からグラスゴー空港に向かう便を皮切りに、運航していく。週内に一部の国内線とフランス、スイス、イタリア、ポルトガル線を合わせて約300便を運航する計画だ。

同社は新型コロナ感染拡大前に1,022路線を運航していた。7月1日からは運航数を増やし、同月末までに約半数の路線を再開させる。8月には全路線の75%を運航する方針だ。ただ、英政府が8日、自国民を含む入国者に対して、自宅やホテルなどでの14日間の自主隔離を義務付ける規制を導入したことから、同社は旅客需要が当面は通常の水準に戻らないとみており、観光シーズンである7~9月の旅客輸送能力を通常の30%程度に制限して運航していく。

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