仏カルフール、スペインのスーパー大手から店舗取得

仏小売り大手カルフールは27日、スペインのスーパー大手スーパーソルから一部の店舗を取得することで合意したと発表した。スペインでの事業基盤強化が狙い。取引額は非公表だが、7,800万ユーロと見積もったスーパーソルの企業価値に基づく額となる。

取得するのは首都マドリードとセビリア、マラガなどアンダルシア地方の都市部にある172店舗。対象店の2019年の売上高は約4億5000万ユーロだった。21年初めの取引完了を見込む。

カルフールは取得した店舗をコンビニエンスストア「エクスプレス」、スーパー「マーケット」、格安店「スペコ」に転換し、運営していく。需要が増えている食品のネット通販のピックアップポイントとしても活用する計画だ。

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