エストニアの対日ビジネス戦略、IT・CT分野での協力強化へ

エストニアが日本とIT分野での協力を強化する方針だ。同国外務省は8月半ば、北岡元駐エストニア日本大使をはじめとする主要パートナーと企業を招き、両国の事業関係の開発と自国商品・サービスの輸出支援を主眼とした2020~25年の対日ビジネス外交戦略を紹介した。

エストニアは対日戦略で、提携の潜在性が大きい電子行政、スマートシティ、教育、医療、サイバーセキュリティ分野での情報通信技術(ICT)と情報技術(IT)のソリューションに重点を置く。また、製材業、食品産業、デザイン製品も日本市場進出が有望だと見ている。

ラタス首相は今年2月に安倍首相と会談し、エストニアにとって日本が重要な提携国であり、特にITソリューションとグリーンエナジーの分野で密接な経済提携に興味があることを強調した。コロナ危機という新たな事業環境でも協力を深化させる努力が必要と訴えた。ライナルト在日エストニア大使は、日本特有の文化的ルールに従い事業活動を行えるよう自国企業にあらゆる支援を提供すると述べた。

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