ユーロ圏景況感、12月は3カ月ぶり改善

欧州委員会が7日に発表したユーロ圏の2020年12月の景況感指数(ESI、標準値100)は90.4となり、前月の87.7から2.7ポイント上昇した。景況感の改善は3カ月ぶり。新型コロナウイルスのワクチンがEUで承認されたことが上向きの材料になったとみられる。

分野別では製造業が2.9ポイント、消費者が3.7%、建設業が1.4%の幅で改善した。一方、営業・外出制限の影響が大きいサービス業、小売業はそれぞれ0.3%、0.4%の低下となった。

EUのESIは前月を2.8ポイント下回る89.5。主要国はイタリアが6.8ポイント、スペインが3.3ポイント、フランスが2.1ポイント、ドイツが0.1ポイントの幅で改善した。

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