印アポロタイヤ、ハンガリー工場拡張

インドのタイヤ製造・販売大手アポロタイヤがハンガリーのジェンジェシハラーシ工場に追加投資を行う計画だ。同国のシーヤールト外務貿易相が昨年末に明らかにした。投資額は約1,250万ユーロで、政府が400万ユーロを助成する。1,000人の雇用創出が見込まれる。

今回の決定は同社がドイツの自動車メーカー2社から新たに受注したことに伴うもの。ブダペスト北東80キロメートルに位置する同工場では、1年当たり乗用車550万台分、バス、トラック67万5,000台分のタイヤが生産されている。同社によると、工場の稼働率は90%に上る。

ジェンジェシハラーシ工場はアポロタイヤが欧州で初めて直接投資した生産拠点で、2017年4月に操業を開始した。自社ブランドやオランダ子会社フレデステインの製品を生産し、欧州全土に出荷している。2020年は新型コロナウイルスの流行に伴う需要減を受け、1カ月の操業停止に追い込まれた。

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