11月のユーロ圏失業率、8.3%に低下

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2020年11月の失業率は8.3%となり、前月から0.1ポイント低下した。コロナ禍で雇用市場は厳しい環境が続いているが、各国政府の雇用支援策で失業増加を抑えている状況だ。(表参照)

EU27カ国ベースの失業率は前月を0.1ポイント下回る7.5%。主要国はドイツが4.5%、フランスが8.8%、イタリアが8.9%、スペインが16.4%だった。ドイツは前月から横ばい、イタリアは0.6ポイント改善したが、フランスとスペインは0.2ポイント悪化した。

同月の失業者数はユーロ圏が前月を17万2,000人下回る1,360万9,000人、EUが同22万2,000人減の1,593万3,000人と推定されている。

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