スペイン政府は12日、国内での電気自動車(EV)生産拡大に向けて43億ユーロの公的資金を投じると発表した。自動車メーカーのEV生産に助成するほか、国内初のEV用電池工場の建設も支援する。大半をEUのコロナ復興基金から配分される資金で賄う。
スペインはドイツに次ぐ欧州2位の自動車生産国。EV化の波に乗り遅れないようにするため、公的資金でEV、電池の生産を後押しする。政府は民間企業も2021年から23年にかけて197億ユーロを同分野に投資すると見積もっている。
これによって20年に1万8,000台だった国内のEV新規登録台数を23年に25万台まで引き上げることを目指す。