モエヘネシーとカンパリ、酒類EC通販の合弁会社設立

仏高級ブランド大手LVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトンの酒造子会社モエヘネシーと伊蒸留酒大手カンパリは12日、ワイン、蒸留酒の電子商取引を手がける折半出資の合弁会社を設立すると発表した。酒類のEC通販で欧州有数の事業者となることを目指す。

 合弁会社は両社の製品だけでなく、あらゆるブランドのワイン、蒸留酒を扱う。カンパリは傘下の酒類通販会社タンニコの株式を合弁会社に移管し、モエヘネシーから2,560万ユーロを受け取る。

世界のEC市場ではワインと蒸留酒の扱いが増えている。コロナ禍で需要が一段と増えていることから、両社は欧州でのEC販売に特化した合弁会社を設立することを決めた。同社はタンニコのマーニョカヴァッロ最高経営責任者(CEO)が率いる。

タンニコの2020年の売上高は、仏子会社と合わせて7,000万ユーロ超だった。

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