ロシアの起業家団体プロミシング・プロジェクトと研究学園都市のノボシビルスク・アカデムゴロドクが、共同で投資ファンドを設立した。資金規模は1億ドルで、人工知能(AI)や機械学習(ML)などに関連する企業に投資していく。主にバルト3国を含む東欧、西欧、イスラエルの企業が対象となる。
新ファンドの名称は「AI 1 ベンチャーズ」で、25万ドルから最大500万ドルまでの資金をシードやシリーズAの段階にあるスタートアップに投資する。4年間で40程度の企業を対象とする予定。
プロミシング・プロジェクト(ロシア名:ペルスペクティーブヌィエ・プロエクトウィ)はベンチャー投資のエコシステム(循環経済圏)の形成を目的とした非営利組織で、2017年に起業家や投資家によって設立された。
ノボシビルスク・アカデムゴロドクはソ連時代の1950年代にシベリア南部に整備された学術都市で、大学や科学技術系の研究所が集積している。