GSKの大衆薬部門、分離後の社名は「ハレオン」に

英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は22日、一般用医薬品(大衆薬)などを手がけるコンシューマー・ヘルスケア部門「GSKコンシューマー・ヘルスケア」の新名称を「ハレオン(Haleon)」にすると発表した。計画している分離後に社名を変更する。

GSKコンシューマー・ヘルスケアは、GSKが米ファイザーと大衆薬事業を統合し、19年に設立した合弁会社。GSK が68%、ファイザーが32%を出資している。鎮痛薬「アドビル」「パナドール」や歯磨きの「センソダイン」(日本名シュミテクト)などが主力製品だ。

GSKは2021年6月、医療用医薬品・ワクチン事業に経営資源を集中するため、同社を分離し、2022年半ばをめどにロンドン証券取引所(LSE)に上場させる方針を打ち出していた。

GSKコンシューマー・ヘルスケアを巡っては、食品・日用品大手の英ユニリーバが21年12月に買収を提案したが、GSKは500億ポンド(約7兆8,000億円)という買収額を不満として1月に拒否し、予定通り分離することになった。

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