ブルガリアのペイホーク、同国初のユニコーンに

決済管理システムを開発するブルガリアのペイホークは1日、このほど行った資金調達ラウンドで1億ドルの獲得に成功したと発表した。今回の資金調達は米国のライトスピード・ベンチャー・パートナーズが主導したもので、同社の評価額は10億ドルに達しブルガリア初のユニコーン(評価額10億ドル超の未上場企業)となった。ペイホークが昨年11月に1億1,500万ドルを調達したシリーズBの際の評価額は5億7,000万ドルだった。

同社は今回獲得した資金で新たに60人のソフトウエア開発者を採用し、最終的に総従業員数を300人以上とする。またオランダのアムステルダムやフランスのパリ、米国のニューヨークに新オフィスを開設する。マイレージトラッカーや出張時の日当を計算するツールなどの開発にも資金を投ずる。同社は昨年4月のシリーズAで2,000万ドルを調達していた。

2018年に設立されたペイホークはインボイスの管理をプラットフォーム上で行える定額制のソフトウエア製品を企業向けに提供している。同社は現在、ブルガリアの首都ソフィアの他、ロンドン、ベルリン、バルセロナに拠点を持つ。

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