欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の2月の新車乗用車の販売(登録)台数は71万9,465台となり、前年同月から6.7%減少した。販売低迷は8カ月連続。半導体不足で新車供給が滞り、販売が落ち込む状況が続いている。(表参照)
主要市場はイタリアが22.6%減、フランスが13%減。一方、ドイツは3.2%増、スペインは6.6%増と持ち直した。
欧米の主要メーカーは、メルセデスベンツを除いて減った。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は11.5%減だった。日本勢はトヨタが3.1%増、マツダが0.4%増、三菱が10.1%増、ホンダが41.3%増と健闘したが、日産は21.1%減少した。
EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は5.4%減の80万4,028台。英国は15%増の5万8、994台だった。