ミュンヘン再保険、ロシア事業から原則撤退

再保険大手の独ミュンヘン再保険は16日、ロシアとベラルーシの事業から原則的に撤退する意向を表明した。ロシアのウクライナ侵攻を受けた措置で、ヨアヒム・ヴェニング社長はロシアの行為を国際法違反と批判した上で、「西側の価値共同体」が打ち出した制裁を明確に支持すると言明した。

同社はすでにロシアとベラルーシで新規事業を停止している。今回は既存契約の更新も行わないことを明らかにした。両国への投資も凍結する。事業を停止すると「保護に値する人や企業に悪影響が出る」場合は制裁に抵触しない範囲で事業を行う。

上部へスクロール