ユーロ圏景況感、5月は小幅改善

欧州委員会が5月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は105.0となり、前月の104.9から0.1ポイント上昇した。改善は3カ月ぶり。ただ、ロシアのウクライナ侵攻や物価上昇が景気の先行きに影を落としており、低水準にとどまっている。

分野別ではサービス業が0.4ポイント、消費者が0.9ポイント、建設業が0.2ポイントの幅で前月から改善した。製造業は1.4ポイント、小売業は0.1ポイントの低下となった。

EU27カ国ベースのESIは前月を0.5ポイント下回る104.1。主要国はスペインが4.1ポイント、フランスが1.5ポイント、イタリアが0.8ポイント、ドイツが0.2ポイントの幅で上昇した。

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