欧州経済ウオッチャー

NEC、独気象庁から気象予測システム受注

NECは17日、欧州3大気象局のひとつであるドイツ気象庁から同社のベクトル型スーパーコンピューター「SX-Aurora TUBASA」を活用した気象予測システムを受注したと発表した。受注額は62億円。高い実行性能と省電力 […]

NLB:スロベニア国営銀NLB、民営化が完了

スロベニア最大手銀行の国営ノヴァ・リュブリャナ銀行(NLB)の民営化がこのほど完了した。国営資産管理会社(SDH)によると、グローバル預託証券(GDR)の発行を含め株式199万9,999株を放出し、多数の国際投資家を新株

BASF、ポーランドの自動車触媒工場の拡張完了

化学大手の独BASFはこのほど、ポーランド南西部シロダ・シロンスカにある自動車排ガス触媒工場の拡張工事を完了した。面積1万4,000平方メートルの生産棟を新設して2本の生産ラインを導入し、全体で8本に拡大した。また、同社

FTE:独車部品FTE、スロバキアに工場開設へ

独自動車部品メーカーのFTEオートモーティブが、スロバキア東部プレショフの拠点に技術センターの開設を検討している。スロバキア経済省によると、投資額は50万6,000ユーロ。同社は政府に対し助成策として46万ユーロの税額控

Enel:伊エネル、露最大の石炭火力発電所を売却

伊電力最大手エネルは20日、ロシアで運営する石炭火力発電所「レフティンスカヤGRES」を現地同業のクズバセネルゴ(Kuzbassenergo)に売却することで合意したと発表した。取引額は明らかにしていないものの、最低でも

ロシアが電子ビザ導入へ、外国人旅行者向けに

ロシアのプーチン大統領はこのほど、2021年までに外国人旅行者向けの電子ビザを導入する大統領令に署名した。検討されている電子ビザは1回の入国で16日間の滞在が許されるもので、観光ビザを含む各種ビザに導入される。現地紙『コ

英与党党首選、第1回投票はジョンソン氏が1位

EU離脱をめぐって揺れる英国で、次期首相を選ぶ与党・保守党の党首選が始まった。13日に行われた第1回の投票では、最有力候補で強硬離脱派のジョンソン前外相が圧倒的な得票で1位となり、決選投票進出に向けて勢いがついた。10人

ギリシャ議会解散が正式決定、7月7日に総選挙

ギリシャで10日、議会の解散と総選挙実施が正式に決まった。総選挙は7月7日に行われる。チプラス首相が欧州議会選挙での与党・急進左派連合(SYRIZA)の敗北を受けて決断したもので、与党の苦戦が予想される。 SYRIZAは

ユーロ圏共通予算の創設で合意、財源・予算規模は持ち越し

EUは13日から14日かけて開いたユーロ圏財務相会合とEU財務相理事会で、ユーロ圏共通予算の構想について協議した。共通予算の創設で合意したものの、財源や予算規模をめぐって意見が分かれ、議論を持ち越した。今月20~21日に

EU財務相理が欧州委を支持、伊の財政規律違反めぐり

EUは14日にルクセンブルクで開いた財務相理事会で、イタリアが財政規律に違反しているとして、過剰赤字是正手続きの発動が必要とする欧州委員会の判断を支持した。イタリア政府が財政健全化を進めなければ、手続きを発動し、初の制裁

ティッセンとタタとの欧州事業統合、欧州委が拒否

欧州委員会は11日、独ティッセン・クルップとインドのタタ製鉄が欧州鉄鋼事業を統合する計画を認めないと発表した。統合によって欧州2位の鉄鋼メーカーが誕生し、健全な競争が阻害されると判断した。両社は欧州委の承認が難しいとして

欧州議会選でロシア発の偽情報、欧州委が報告書公表

欧州委員会は14日、5月下旬に実施された欧州議会選挙での偽情報に関する報告書を公表した。ロシアから移民や宗教といったテーマで意見の対立をあおったり、投票行動に影響を及ぼすことを狙った偽情報の動きが相次いだと指摘。米フェイ

ユーロ圏鉱工業生産、4月は0.5%低下

EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の4月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.5%の低下となり、2カ月連続で落ち込んだ。下げ幅は前月の0.4%から膨らんだ。2月は速報値で0.1%低下だったが

ユーロ圏生産者物価、4月は2.6%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の4月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比2.6%の上昇となり、伸び率は前月の2.9%から縮小した。(表参照) 分野別の伸び率は中間財が1.2%、エネルギーが6.6%

Axel Springer:独メディア大手シュプリンガー、KKRがTOB

独メディア大手アクセル・シュプリンガーは12日、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による株式公開買い付け(TOB)で合意したと発表した。KKRの支援を受けて、業務のデジタル化推進を図る。 KKRは

VW、欧州電池スタートアップに20%出資

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は12日、スウェーデンの電池スタートアップ企業ノースボルトに9億ユーロを出資すると発表した。今後本格化する電動車の投入に必要な電池セルを確保する狙い。投資資金を両社の合弁会社と、ノ

Three:英スリーが8月に5Gサービス開始、年内に25都市に拡大

香港の複合企業CKハチソン・ホールディングス傘下の英携帯電話サービス会社スリーは10日、8月に次世代移動通信システム「5G」の商用サービスを開始すると発表した。まずロンドンで5G技術を活用した家庭向けブロードバンドサービ

ドイツの5G周波数、テレコムなど4社が落札

ドイツで次世代移動通信規格5Gの周波数割り当て入札が12日終了し、ドイツテレコムなど4社が落札した。これまでは他社の通信網を借り受ける仮想移動体通信事業者(MVNO)だったユナイテッド・インターネット子会社のドリリッシュ

Casino:仏カジノ、ブラジル家電量販最大手から出資引き揚げ

仏小売大手カジノは12日、保有するブラジル家電量販最大手ビア・バレージョの全株式を売却すると発表した。財務強化に向けた資産売却の一環で、取引額は5億ユーロを超える。 ビア・バレージョはカジノ参加のブラジル小売り最大手グル

NGK:日本ガイシがBASFと提携、NAS電池販売で

日本ガイシは11日、同社の大容量電力貯蔵システム「NAS電池」の販売に関する提携契約を独化学大手BASFの子会社BASFニュー・ビジネスと締結したと発表した。BASFの世界的な販売網を通して同電池を販売していく。相互の営

Bayer:バイエル、新たな「除草方法」開発に50億ユーロ

製薬・化学大手の独バイエルは14日、新たな「除草方法」の研究開発(R&D)に今後10年で約50億ユーロを投資すると発表した。同社製除草剤「グリホサート」の発がん性を認める判決が米国で下されるなど、同剤の先行きに

Sumitomo Riko:住友理工、欧州開発拠点を独に開設

住友理工は7日、独フランクフルト近郊のシュタイナオ・アン・デア・シュトラーセに欧州開発拠点を開設した。電動車向けの防振部品を開発する。 独子会社スミリコAVSホールディング・ジャーマニー(旧アンヴィス・グループ)の敷地内

ロシア中銀が15カ月ぶり利下げ、政策金利7.5%に

ロシア中央銀行は14日、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.75%から0.25ポイント引き下げ、7.5%とすることを決めた。利下げは昨年3月以来15カ月ぶり。インフレ率は高水準にあるものの経済成長が鈍化していることから

チェコがデジタルサービス税導入へ、来年半ばに7%で

チェコ政府がデジタルサービス税導入の準備を進めている。11日付の現地紙リドヴェ・ノヴィニが報じた。財務省案によると、世界の総売上高が7億5,000万ユーロを超える国際デジタルサービス企業で、チェコ国内での課税所得が5,0

Sanko Gosei:三光合成、チェコ法人を設立

プラスチック製精密部品メーカーの三光合成(本社:富山)は7日、チェコ法人を設立すると発表した。プラスチック成型品の製造と販売、プラスチック成型用金型の販売を行う。同社はこれまで欧州事業を英国の製造販売子会社を通じて展開し

Hyundai Rotem:現代ロテム、ワルシャワのトラム受注

韓国の鉄道車両・防衛装備メーカー、現代ロテムは13日、ポーランド・ワルシャワの公共交通機関トラムヴァイェ・ヴァルシャフスキェ(TW)にトラム(路面電車)123編成を供給する契約を交わした。2022年までに納入する。オプシ

中国電力建設、20年にベオグラードの地下鉄工事開始

セルビア政府は先ごろ、インフラ建設大手の中国電力建設集団(パワーチャイナ)がベオグラード市の地下鉄建設を2020年に開始することを明らかにした。建設予定期間は5年間。セルビア政府は今年4月にパワーチャイナと同事業に関する

独ZF、セルビアの電動車部品工場が稼働

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは12日、セルビア北部のパンチェボで電動車用部品工場の稼働を開始した。電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)向けに、電気モーター、ジェネレーター、電子制御式ギアボックス、

新100ユーロ・200ユーロ札の流通開始、初代紙幣の刷新完了

欧州中央銀行(ECB)は5月28日、100ユーロと200ユーロの新紙幣の流通を開始した。セキュリティ強化のため段階的に進めてきた新デザインへの移行の一環で、今回の新紙幣導入をもって2013年にスタートした初代紙幣の刷新が

在英のEU市民、75万人超が在留継続申請

英内務省は5月30日、国内に居住するEU市民のうち75万人以上が、EU離脱後も引き続き英国に留まるための在留資格を申請したと発表した。英国には現在300万人以上のEU市民が居住している。離脱後も英国在留を希望するEU市民

ユーロ圏景況感指数、5月は11カ月ぶり上昇

欧州委員会が5月28日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は105.1となり、前月の103.9から1.2ポイント上昇した。同指数の改善は2018年6月以来11カ月ぶり。製造業とサービス業で上昇した

東芝、仏トタルに米LNG事業売却

東芝は1日、米国の液化天然ガス(LNG)事業を仏エネルギー大手トタルに売却すると発表した。中国ガス大手に売却する計画が頓挫し、新たな売却先を探していた。米LNG事業は最大1兆円の損失が発生する怖れがあり、経営再建の足かせ

ルセロールミタル、欧州で減産拡大

世界鉄鋼最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)は5月29日、欧州での今年の生産規模を引き下げることを明らかにした。同社は6日に減産計画を発表したばかり。自動車向けなどの需要が減少しているほか、輸入が増えていることか

アリアンツが英で2社買収、現地損保2位に浮上

保険大手の独アリアンツが英国の損害保険事業を一段と強化する。同社は5月31日、現地同業リーガル・アンド・ジェネラル(L&G)の損保部門を買収するとともに、同国損保大手LVジェネラル・インシュアランス・グループ(

京セラ、独社のセラミック事業を買収

京セラは5月30日、独企業フリアテックからセラミック製造・販売事業を買収することで合意したと発表した。同社は4月にもセラミック製品の製造・販売を手がける独エイチ・シー・スタルク・セラミックス(HCSC)を完全子会社化して

昭和電工、スイスのコーティング剤メーカー買収

昭和電工は5月28日、ノンスティック・コーティング剤(NSC)の製造・販売を手掛けるスイス企業ILAGインダストリーラックの全株式を現地の投資会社ヘルベチカ・キャピタルから取得すると発表した。収益性と安定性を高レベルで維

独シュテアグ、森精機子会社の再生エネ事業買収

火力発電大手の独シュテアグ(エッセン)は5月27日、DMG森精機の独子会社DMG Mori(旧ギルデマイスター)から再生エネルギー分野のサービス事業を取得することで合意したと発表した。太陽光発電分野のポートフォリオを拡充

伊藤忠、データ取引の仏新興企業に出資

伊藤忠商事は5月27日、データ取引のプラットフォームを運営する仏ダウエックス・システムズに出資すると発表した。ダウエックスが実施する総額500万ユーロの第三者割当増資の一部を引き受ける。取得する株式の規模や出資額など詳細

ハイネケン、ブラジル工場を増強

欧州ビール大手のハイネケン(オランダ)は5月30日、ブラジルで5億5,000万レアル(約150億円)を投じて、4工場を増強すると発表した。 対象となるのはサンパウロ州のアララクアラ、イトゥー、ジャカレイ、カンポス・ド・ジ

ロシア国鉄、日欧間のコンテナ一貫輸送開始

ロシアの海運会社FESCOと国営ロシア鉄道(RZ)はこのほど、シベリア鉄道を経由して横浜港からポーランド西部のヴロツワフまで運ぶコンテナ一貫輸送を開始した。同ルートを利用することで輸送日数が19日まで短縮される。従来のス

リトアニア国営電力、ポーランド風力発電事業を買収

リトアニア国営電力会社のリェトゥヴォス・エネルギヤは5月28日、スペインの風力発電企業インヴァル・グリーンエナジー(IGE)から、ポーランドの風力発電開発プロジェクトを買収したと発表した。ポーランド再生可能エネルギー事業

ポーランド労働省、最低賃金8.9%引き上げを提案

ポーランド労働省は5月29日、来年から最低賃金を2,450ズロチ(570ユーロ)に引き上げることを提案した。増加率は8.9%となる。時給では現行の14.7ズロチ(3.4ユーロ)から16ズロチ(3.7ユーロ)に引き上げる。

ハンガリー、7月から雇用関連税を引き下げ

ハンガリーのヴァルガ財務相は5月30日、雇用関連税のひとつで雇用主が負担する社会貢献税の税率を7月から17.5%に引き下げると発表した。同税率は現在19.5%。減税を通じて経済成長と雇用創出を図る。ヴァルガ財務相は「EU

エアバス・ヘリコプターズ、ハンガリー南東部に部品工場

欧州航空宇宙大手エアバスの仏子会社エアバス・ヘリコプターズは5月28日、ハンガリー南東部のジュラに部品工場を建設すると発表した。現地政府と昨年末に交わした長期的な産業提携プロジェクトの覚書に基づくプロジェクトで、エアバス

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