ドイツ

食品偽装の告発サイト、消費者保護相が立ち上げへ

イルゼ・アイグナー連邦消費者保護相(キリスト教社会同盟=CSU=)は17日付『ビルト・アム・ゾンターク』掲載のインタビューで、食品偽装を告発するインターネットサイトを立ち上げる意向を表明した。ヘッセン州消費者保護センター […]

世界最長の鉄道トンネルがスイスで貫通

スイスのエルストフェルト(ウーリ州)とボディオ(ティチーノ州)を結ぶ鉄道トンネル「ゴッタルト基底トンネル」が15日の14時17分、貫通した。全長は56.7キロメートル(km)で、日本の青函トンネル(53.9km)を抜いて

ドイツ鉄道、長距離料金を8年ぶり据え置き

ドイツ鉄道(DB)は13日に発表した新しい料金体系で、長距離列車の料金を8年ぶりに据え置いた。自動車や旅客機との競争が厳しいほか、車両エアコンの相次ぐ故障で不評を買ったことに対応したもようで、1年間有効の料金割引カード「

Vossloh AG―中国で合弁、ロシアからは初受注―

鉄道設備大手の独Vossloh(ヴェルドール)は14日、中国企業と共同で現地に合弁会社を設立するほか、ロシア市場にも参入すると発表した。両国は米国とならぶ世界3大市場で将来性が高く、ヴェルナー・アンドレー社長は国外事業の

ダイムラーがカーシェアリング本格化

自動車大手の独ダイムラーは18日、ドイツ第2の都市ハンブルクでカーシェアリング事業を立ち上げると発表した。自動車の所有に関心を持たない消費者が先進国の若者を中心に増えていることなどに対応。都市内での移動の利便性を提供する

独テレコムの敗訴確定、EUの罰金命令めぐる訴訟で

欧州司法裁判所は14日、欧州委員会が独通信最大手ドイツテレコムに対して、国内市場での独占的な地位を悪用して同業他社から不当に高い回線使用料を徴収していたのはEU競争法に違反するとして罰金支払いを命じたことを妥当として支持

JFEスチール、エネルギー分野向け棒鋼で独社と技術提携

JFEスチールは14日、風力を中心としたエネルギーセクター向けの棒鋼などの分野で独同業のゲオルグスマリエンヒュッテホールディング(GMH)と技術提携したと発表した。二酸化炭素(CO2)を排出しない自然エネルギーの利用・開

ポルシェ(2010年7月通期決算)

2010年7月通期決算の最終損益は4億5,400万ユーロの赤字。売上高は「パナメーラ」、「カイエン」など新型車の販売が好調で、18%増の77億9,000万ユーロと過去最高を記録したが、フォルクスワーゲン統合のコストがかさ

Siemens AG―風力発電設備で世界トップ目指す―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が風力発電設備の世界市場で最大手メーカーとなることを狙っている。中国やインド、ブラジル、アフリカ、米国を中心に国外事業を強化。競合の米General Electric(GE)やデン

独粗鋼生産、9月は前月比3.9%減に

独鉄鋼業界団体Stahlは11日、2010年9月の国内粗鋼生産高が前年同月比で4.2%増の331万1,000トンに拡大したものの、前月比では3.9%減少したと発表した。保守点検作業のほか、複数の施設で技術的な問題があった

Konecranes Plc―独競合Demag買収に照準―

フィンランドのクレーン製造大手Konecranes(ヒーヴィンカ)が独競合Demag Cranesの買収に向け準備を進めている。7日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じ、Konecranesが追認

エコ電力増加で送電網3,500キロメートルの新設が必要に

政府系の再生可能エネルギー研究促進機関Denaによると、風力発電や太陽光発電の拡大に対応するため、ドイツでは今後10~15年の間に最大3,500キロメートルの高圧送電網を新設する必要がある。総工費は約60億ユーロに上る見

家庭用電力料金2.1%上昇 再可エネが負担に

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)はこのほど、今年上半期の家庭用電力料金が前年同期から2.1%上昇したと発表した。年間消費量が3,500キロワット時(kWh)の親子3人の標準世帯の電力料金は月69.1ユーロ。太陽光発

Volkswagen AG―中国販売網を2倍に―

自動車大手の独Volkswagen(ヴォルフスブルク)が中国販売網を大幅に強化する。2018年までに世界最大手メーカーになるという目標実現に向けた措置で、同社のクリスティアン・クリングラー取締役(販売担当)は『ハンデルス

書籍見本市、来場者減少も取引は活発

世界最大の国際書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」が6~10日の5日間、開催された。期間中の来場者数は前年を3.8%下回る27万9,325人に減少したものの、出展者数は前年より3%上多い7,539社に拡大。また会場

Loewe AG―スピード経営へ転換―

高級民生家電メーカーのLoewe(クローナハ)が経営のあり方を抜本的に見直している。新製品の投入が遅れた結果、第2四半期に赤字へと転落したことを反省。今後は事業過程の迅速化を促進し、競合に先駆けて新製品を発売できるように

公的年金への不安拡大、金融危機と財政難響く

公的年金に対するドイツ人の信頼が揺らいでいる。世論調査機関のアレンスバッハがポストバンクの委託で実施した老後の備えに関する最新アンケート調査によると、就労者の37%が「国家の財政難で年金受給額が減少する」と回答。「財政難

BASF SE―スチレン系樹脂事業を分社化―

化学大手の独BASFは7日、スチレン系樹脂事業を2011年1月1日付で分社化すると発表した。競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえ、分社化して顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築。売却ないし合弁会社化の準

独世帯の6割が投資信託で資産運用 大半はそれと知らず

欧州経済センター(ZEW、マンハイム)が5日発表した投資信託調査レポートで、投資信託に出資している世帯が57%に達することが明らかになった。受益者が直接に投信契約を結ぶ世帯は全体の4分の1にとどまっており、大半は保険・年

Hansa Metallwerke AG―投資会社に身売り―

水洗金具の老舗メーカーHansa Metallwerke(シュツットガルト)は11日、オーナー一族が保有する同社株99.74%をスウェーデンの投資会社IK Investment Partnersが譲り受けることで合意した

鉄鋼業界の大幅ベアと賃金格差是正が波紋

西ドイツ地域の鉄鋼労使が9月末に締結した賃金協定が波紋を広げている。ベースアップ幅が大きかったうえ、派遣社員と正社員の賃金を同一化することがドイツで初めて取り決められたためで、経済界には他業界に波及し産業競争力が低下する

Escada SE―ホームテキスタイル事業に参入―

高級婦人服メーカーのEscada(アッシュハイム)は6日、ホームテキスタイル事業に参入すると発表した。テーブルクロスやシーツなどの購入は女性が決定権を握っていることを踏まえた措置。生産は繊維製品を手がけるHK Hodin

IMFが独成長率予測を大幅引き上げ、今年は3.3%に

国際通貨基金(IMF)は6日発表した「世界経済成長見通し」のなかで、ドイツの2010年国内総生産(GDP)成長率を7月に提示した1.4%から3.3%へと大幅に引き上げた。ユーロ安が輸出の追い風になっているほか、第2四半期

EnBW―墺同業EVNから撤退―

独エネルギー大手EnBW(カールスルーエ)がオーストリア2位の電力会社EVNの株式35.7%を売却し、10年続いた出資に終止符を打つ。EnBWは昨年トルコの複合企業Borusanと再生可能エネルギーの合弁会社を設立し、戦

賃金協定離脱企業、協定賃金の拘束力はどこまで?

労使協定に拘束されることを嫌って賃金協定から離脱する企業(OT企業。OTはOhne Tarifbindungの略)は少なくない。そうした企業は離脱時点で有効だった業界の賃金協定には縛られるものの、これに代わる新協定が発効

8月輸出27%増に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2010年8月の輸出高は前年同月比26.8%増の751億ユーロとなり、7カ月連続で拡大した。欧州連合(EU)域外向けが40.8%増の313億ユーロと好調で全体をけん引。輸入高は29.2%増の

Boehringer Ingelheim

製薬大手の独Boehringer Ingelheimは8日、女性用の性欲低下障害治療薬「Flibanserin」の開発を中止すると発表した。長期服用のリスクが不透明として米食品医薬品局(FDA)が7月に販売申請を却下した

独製造業売上3カ月ぶりに好転、8月は1.8%増に

連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユ

Bosch

自動車部品大手の独Boschは8日、電気自動車(EV)用充電ステーションの設計・建設・保守・運営をシンガポール政府から受注したと発表した。同社が開発したステーションシステムをまずは26カ所に設置する。同システムを利用する

8月製造業受注3.4%増に

連邦経済省が6日発表した2010年8月の独製造業受注高(暫定値)は前月比で実質3.4%増加し、同1.6%減(修正値)となった7月から大きく改善した。好景気のほか、大型受注が多かったことで受注が押し上げられた格好。大型受注

Opel

米General Motors(GM)の欧州子会社Opelが閉鎖予定のベルギー・アントワープ工場の売却に向け中国の投資家と交渉を開始する。従業員を代表する事業所委員が明らかにした。交渉先の投資家については名前を伏せている

9月卸売物価7.6%上昇、穀物高騰など響く

ドイツ連邦統計局が12日発表した2010年9月の卸売物価指数は前年同月比で7.6%上昇し、2008年7月以来の大きな上げ幅となった。鉱石・金属・金属半製品のほか、穀物が物価を大幅に押し上げた。前月比の物価変動率は+1.0

受難劇と床屋

バイエルン州の小村オーバーアマガウで10年に1度上演されるキリスト受難劇(Passionsspiele)が3日、無事終了した。上演回数は5月15日の開幕から合わせて109回。世界各国から実に50万人を超える訪問客があり、

冬用タイヤの装着義務、今秋にも規定を明確化

ドイツのペーター・ラムザウアー連邦交通相は6日、道路交通政令に定める冬用タイヤの装着義務規定について定義を明確化する意向を表明した。オルデンブルク高等裁判所が今夏に下した判決で、当該規定は不明確で憲法に違反するとの判断を

ユーロコンビ、全国導入は見送り

国(連邦)と州の交通相は6~7日に開催された閣僚会議で、超大型トレーラー「ユーロコンビ(ギガライナー)」の全国実用試験を2011年から実施する計画案を、反対8州、賛成7州、棄権1州で否決した。ただ、賛成した7州は州レベル

導電性樹脂、新技術で製造時間短縮

繊維強化樹脂(CFRP)に電導性を持たせるために添加するカーボンナノチューブ(CNT)を簡単に作成する技術をフラウンホーファー応用素材研究所(IFAM)が開発した。大気圧プラズマを用いてCNTの表面構造を変化させ、ポリマ

Siemens AG―高速鉄道車両をEurostarから受注―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が大陸欧州と英ロンドンを結ぶ鉄道運営会社Eurostar(ロンドン)から高速鉄道車両「Velaro」10編成を仮受注した。今後、最終調整を経て本契約を締結する見通し。Eurosta

機械業界生産高、2011年は8%増見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、独業界の2011年の生産高が前年比8%増の1,750億ユーロに拡大するとの予測を発表した。伸び率は2010年予測の6%をやや上回るものの、世界的に景気の減速が見込まれることから、控え

CCS法案に異議申請ルール追加の方向

二酸化炭素(CO2)の分離・貯留(CCS)技術の導入と利用に関する法案の成立が遅れている。連邦環境省と経済省は現在、政府が今夏にまとめた法案を審議しているものの、予定通り年内に内容が確定するかどうかは不明。政府案はCCS

独BASF、スチレン系樹脂事業を分社化

化学大手の独BASFは7日、スチレン系樹脂事業を2011年1月1日付で分社化すると発表した。競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえ、分社化して顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制の構築が必要と判断した。 \ S

BayerAG―避妊薬訴訟で敗訴―

独製薬大手Bayer(レバークーゼン)の避妊薬「Yasmin」の後発医薬品を競合企業が米国で販売することを差しとめるために同社が提訴していた係争で、ニューヨークの裁判所は9月末、同社の訴えを退ける判決を下した。Bayer

独大手銀行の利益、景気回復が押し上げ= E&Y調査

独大手銀行の今年上半期の利益は大幅に拡大した。景気の急回復で貸倒引当金の計上額が半減したことが大きい。会計監査大手のアーンスト&ヤング(E&Y)が欧州連合(EU)の財務査定(ストレステスト)に参加した独銀行大手

Medigene AG―従業員数を半減―

バイオ企業の独Medigene(マルティンスリート)は9月29日、従業員数を現在の107人から55人に削減する方針を明らかにした。コスト削減に向けて事業モデルの抜本改革を進めたことでスリム化に道が開けた。経営陣は早ければ

会計監査大手25社、経済危機の影響で09年は成長鈍化

市場調査会社Luenendonkによると、ドイツの会計監査大手25社の2009年国内売上高は前年比5.4%増の55億ユーロに拡大したものの、前年の2けた増収に比べると伸び率は鈍化。売上全体の80%を占める最大手4社(PW

Edeka Zentrale AG & CO. KG―中堅スーパー買収―

食品スーパー最大手Edeka(ハンブルク)は9月29日、同業のRatio-Handelgruppeから店舗の大部分を譲り受けることで合意したと発表した。Ratioはニーダーザクセン州とルール地方を中心に事業を展開しており

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