中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/10/2

コーヒーブレイク

隕石買いませんか~ロシア

この記事の要約

ロシア・チェリャビンスクで今年2月に落下した隕石のかけらが、クラシファイド広告サイト「Avito.ru」で売りに出されている。重さは3.36キロ、地元国立大学の鑑定証明書がついて、お値段は210万ルーブル(約636万円) […]

ロシア・チェリャビンスクで今年2月に落下した隕石のかけらが、クラシファイド広告サイト「Avito.ru」で売りに出されている。重さは3.36キロ、地元国立大学の鑑定証明書がついて、お値段は210万ルーブル(約636万円)だ。

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持ち主はチェリャビンスクに済むアレクセイ・ユセンコフさん。落下地点に自ら赴き、拾い集めた中で最大の隕石片だ。小さいものは家族や友人に分けたが、このかけらだけは手元に残した。ゆくゆくは博物館に譲渡することも考えていたという。

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しかし、隕石の「本体」が落下したとされるチェバルクリ湖の引き揚げ作業がスタート。保有するかけらより重い4.8キロの塊が見つかったほか、湖底には推定600キログラムの大型のものもあるとみられているため、民間に販売することにした。

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ユセンコフさんは、市内のショッピングモールなどに展示すれば、集客に役立つのではと話している。来年2月の一周年を迎える前に販売し、売り上げで新しいアパートを購入することを希望している。

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チェリャビンスク近郊の上空で爆発した隕石の大きさは、大気圏突入前で直径17メートルだったと推測されている。衝撃波によるガラス飛散などでおよそ1,500人が負傷した。

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