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2010/10/13

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビアのタイヤ業界、投資計画相次ぐ

この記事の要約

セルビアのタイヤ業界で投資計画が相次いでいる。仏ミシュラン傘下のTiger Tyresは、南東部ピロトにある工場に1,600万ユーロを投資。タイヤの年産能力を現行の650万本から800万本に引き上げ、従業員を200人増員 […]

セルビアのタイヤ業界で投資計画が相次いでいる。仏ミシュラン傘下のTiger Tyresは、南東部ピロトにある工場に1,600万ユーロを投資。タイヤの年産能力を現行の650万本から800万本に引き上げ、従業員を200人増員する。この投資プロジェクトの実施に当たり経済・地域開発省から88万ユーロ或いは増員される従業員1人につき4,000ユーロの補助金の交付を受けることが決定している。

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チェコのタイヤメーカー、ミタスは、ヴォイヴォディナ自治州にある農機・建機用タイヤ工場の生産能力を29万本から45万本に拡大する。同社は2008年に米GPXインターナショナルからセルビア同業ルマグマを買収した。また、ブルガリアの燃料大手BrikelEAD傘下で商用車、乗用車向けタイヤを手がけるTrayalは、伊フィアットのクラグエバツ工場で生産している「プント」向けにタイヤを供給する方向で交渉を進めている。Brikelは06年にTrayalを1,200万ユーロで買収した際、5年間で2,500万ユーロを投資する計画を表明している。

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