2010/2/17

バルト三国

ラトビアの第4四半期GDP、17.7%減

この記事の要約

ラトビア中央統計局が9日発表した2009年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)成長率(速報値)は前年同期比マイナス17.7%となり、下げ幅は第3四半期の19.0%から縮小した。前期比では2.4%のプラスで、 […]

ラトビア中央統計局が9日発表した2009年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)成長率(速報値)は前年同期比マイナス17.7%となり、下げ幅は第3四半期の19.0%から縮小した。前期比では2.4%のプラスで、景気回復の兆しが確認された。

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第4四半期は、小売売上高が前年同期から29.7%、鉱工業生産が6.7%それぞれ減少した。北欧最大手銀行ノルデアのアナリスト、リンドブラド氏は、「個人消費と設備投資の低迷は今年前半も続くだろう」と指摘。世界的な景気回復が本格化する中、ラトビア経済も輸出主導で徐々に改善に向かうものの、2010年は3%のマイナス成長となるとの見通しを示した。

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