2010/3/10

CIS諸国

ウクライナで内閣不信任案可決

この記事の要約

ウクライナ議会は3日、ティモシェンコ内閣に対する内閣不信任案を賛成多数で可決した。現地紙『デロ』によると、後任の首相には大統領選でヤヌコビッチ新大統領の選対委員長を務めたアザーロフ地域党議員が有力視されているという。\ […]

ウクライナ議会は3日、ティモシェンコ内閣に対する内閣不信任案を賛成多数で可決した。現地紙『デロ』によると、後任の首相には大統領選でヤヌコビッチ新大統領の選対委員長を務めたアザーロフ地域党議員が有力視されているという。

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ティモシェンコ内閣は、ティモシェンコ連合(BYuT)、我々のウクライナ(NU-NS)、リトビン連合の3党の連立で成り立っていたが、リトビン連合が前日までに連立を離脱する意思を表明。不信任決議では、さらにNU-NS、首相の母体政党であるBYuTからも造反議員が出て、賛成票が過半数に達した。

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ヤヌコビッチ大統領は、大統領選で激しく争ったティモシェンコ首相に対し、辞任を強く勧告。首相はこれを拒絶し、大統領に対抗する姿勢を鮮明にしていた。

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議会からは不信任成立を機に、大統領に議会解散と早期総選挙の実施を求める声が上がっている。だが、大統領は7日の民放テレビ『Inter TV』とのインタビューで、「早期選挙のための資金はない」と否定。3月末までに新内閣を成立させるよう、議会に団結を呼び掛けた。

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