2010/3/24

ポーランド

企業の3割、投資拡大を計画

この記事の要約

ポーランド民間企業連盟(PKPP Lewiatan)が2月に実施した企業アンケートによると、「今年は09年よりも投資を拡大する」と回答した企業が34%に上り、「縮小する」の7%を大きく上回った。企業規模が大きいほど、拡大 […]

ポーランド民間企業連盟(PKPP Lewiatan)が2月に実施した企業アンケートによると、「今年は09年よりも投資を拡大する」と回答した企業が34%に上り、「縮小する」の7%を大きく上回った。企業規模が大きいほど、拡大すると回答した割合が多かった。

\

投資規模が最も大きいのはエネルギー業界で、発電所の新設などに計420億ズロチの投資を計画している。石炭業界では国営のJastrzebska Spolka Weglowa (JSW)が鉱山開発に23億ズロチ、電気通信では最大手のテレコムニカーツィヤ・ポルスカ(TP)が売上高の16~18%(約25億ズロチ)を投資するとしている。

\

外資系では、テスコ、オーシャン、レアル、カルフールなど小売大手が大型投資を予定。ディスカウント最大手の「ビエドロンカ」を全国展開するポルトガルの小売最大手ジェロニモ・マルティンス(JM)は昨年末、2012年までに9億ユーロを投資すると発表した。自動車業界ではフィアットが南部ビェルスコ・ビャワのエンジン工場の拡張に4億ユーロを投じる。

\

公共部門でも2012年のサッカー欧州選手権の開催に向け、特に交通インフラ向けの投資が拡大する見通しだ。鉄道インフラの整備だけで2015年までに約300億ズロチの投資が計画されているという。(1PLN=31.2JPY)

\
ポーランド
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |