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2010/4/14

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

レボズ、今年の販売は昨年下回る見通し

この記事の要約

仏自動車大手ルノーのスロベニア子会であるレボズ(Revoz)は、今年は販売台数で昨年実績を下回ると見ている。欧州各国で実施され新車販売の押し上げに貢献した買い替え奨励金制度が終了する影響で、新車販売が減速することが予想さ […]

仏自動車大手ルノーのスロベニア子会であるレボズ(Revoz)は、今年は販売台数で昨年実績を下回ると見ている。欧州各国で実施され新車販売の押し上げに貢献した買い替え奨励金制度が終了する影響で、新車販売が減速することが予想されるため。

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レボズは「クリオ」や「トゥインゴ」などの小型車を手がける。昨年は前年比8%増の21万2,680台を生産し、過去最高を更新した。ブラトズ最高経営責任者(CEO)は今年の見通しについて、欧州の景気回復の足取りが重いことに加え、ドイツやフランスなどの主要仕向け先で買い替え奨励金制度が終了することにより、販売台数は昨年を下回るとの見通しを示した。

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スロベニア政府は1月、法定最低賃金を22%引き上げた。ブラトズCEOはこれについて、「スロベニアの労働コストは欧州の中でも高い水準にある」と指摘。生産効率の向上を伴わない最低賃金の引き上げは、企業の国際競争力を失わせるとの懸念を示した。

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レボズはスロベニア最大の輸出企業で、同国の輸出高の4.6%を占める。

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