2010/4/21

ハンガリー

ハンガリー銀行業界、09年税引前利益は5%増

この記事の要約

ハンガリーのコンサルティング会社、銀行員国際研修センター(ITCB)がまとめた銀行決算調査(国内会計基準・非連結ベース)によると、国内銀行業界の2009年税引前利益は合計で前年比5.5%増の3,060億フォリントとなった […]

ハンガリーのコンサルティング会社、銀行員国際研修センター(ITCB)がまとめた銀行決算調査(国内会計基準・非連結ベース)によると、国内銀行業界の2009年税引前利益は合計で前年比5.5%増の3,060億フォリントとなった。国内銀行最大手のOTPが首位で、税引前利益は前年の2倍に拡大。同行の不動産抵当銀行子会社も2.5倍以上の増益となった。 

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このほか上位の大手行はシティバンク(約40%増)と、K&H(約25%増)が増益を確保。一方、ライフアイゼンとCIBが80%の減益となったのをはじめ、ウニクレディトが5割、エルステも2割の減益となった。ハンガリー商業銀行(MKB)は2年連続の減益。

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銀行業界全体の経常収益に占める経費率は、前年の51%から42.6%に改善した。OTPは40%を下回り、ウニクレディト、エルステ、MKB、ライフアイゼンも50%未満に抑えた。自己資本利益率(ROE)は11.3%から9.4%に低下。大手銀行の中でROEが最も高かったのはエルステの15%だった。預貸利ザヤは2.8%。自己資本比率は11.2%から12.9%に向上した。(1HUF=0.47JPY)

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