2010/5/5

ポーランド

電力大手PGE、原発建設で米ウェスチングと協力

この記事の要約

ポーランド電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)は4月27日、同社が進める国内初の原子力発電所建設で、東芝傘下の米原発大手ウェスチングハウス(WH)と事業化調査で協力することに合意し、覚書に調印したと発表 […]

ポーランド電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)は4月27日、同社が進める国内初の原子力発電所建設で、東芝傘下の米原発大手ウェスチングハウス(WH)と事業化調査で協力することに合意し、覚書に調印したと発表した。両社は新原発にWHの加圧水型(PWR)原子炉「AP1000」を導入する可能性を調査する。

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PGEは出力3,000メガワット(MW)の原発を2カ所建設する計画で、2020年末までに原子炉1号基の稼働を目指している。これまでに仏電力公社(EDF)とアレバの企業連合、日立GEニュークリア・エナジーとも、それぞれ事業化調査の実施で合意しており、PGEは3グループからの調査結果を受け、最終的に最も有利な企業をパートナーとして選ぶ考えだ。

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ポーランド政府は総発電量の9割を占める石炭火力発電への依存から脱却するため、電源を多様化させる方針。30年までに石炭火力発電のシェアを60%に削減する一方で、原子力発電の割合を9.3%に引き上げることを目標に掲げている。

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ロシア
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