2010/6/30

ロシア

伊アグスタ、ロシア合弁工場の建設開始

この記事の要約

ヘリコプター製造大手の伊アグスタ・ウェストランドとロシアン・ヘリコプターズは22日、モスクワ近郊トミリノで合弁工場の建設工事に着手したと発表した。投資金額は4,000万ユーロで、2011年からアグスタの中型ヘリを生産する […]

ヘリコプター製造大手の伊アグスタ・ウェストランドとロシアン・ヘリコプターズは22日、モスクワ近郊トミリノで合弁工場の建設工事に着手したと発表した。投資金額は4,000万ユーロで、2011年からアグスタの中型ヘリを生産する。

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アグスタは08年11月、ロシアン・ヘリコプターズの親会社である航空宇宙持ち株会社アバロンプロムとロシアでの合弁生産協定を締結していた。トリミノ工場は、アグスタとロシアン・ヘリコプターズが折半出資する合弁会社Helivertが運営を担当、アグスタの中型双発ヘリ「AW139」を生産する。雇用規模は最大で100人を見込む。AW139は、救命救急や要人輸送、捜索救助、海上油田への送迎などを想定しており、座席数は15席。生産規模は初年度が5台で、15年までに年間20台に拡大する。

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ロシアのマントゥーロフ産業通商副大臣によると、トリミノ工場で生産するAW139は、部品の40%をロシアで、残り60%をイタリアから調達する。販売価格は800万ユーロからで、既に10機の受注があったという。

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