ロシアはフランスに対し、両政府が保有する大手自動車メーカーの株式交換を提案した。プーチン首相が6月30日、モスクワ近郊ジュコフスキー行われた経済界トップとの懇談会で明らかにした。
\両政府は、ロシアの自動車最大手アフトワズと仏ルノーの持ち株の一部を交換する。インターファクス通信がアフトワズに出資する国営持ち株会社ロステクノロジーの関係者の話として伝えたところによると、交換の規模は最大で3%。プーチン首相は懇談会で、仏自動車業界との協力関係強化の必要性を強調するとともに、ルノーがアフトワズへの出資比率を拡大することを歓迎すると述べた。ルノーは2008年にアフトワズの株式25%を約10億米ドルで取得している。
\この報道に関しルノーの広報は、「25%の出資比率で満足している」と述べ、出資比率を引き上げる意思はないことを表明した。
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