インドの複合企業グループ、アショク・ピラマル傘下で自動車部品を生産するPMPが、バラトン湖北方のヴェスプレームで行っていたワイパー生産をチェコに移管する。ハンガリー経済紙『Napi Gazdasag』が9日付で伝えた。同社はこれに伴い、従業員約70人を解雇する。
\PMPは2007年、経営危機に陥っていた地場のワイパーメーカー、Bakony Muvekを買収してヴェスプレームに進出。マジャール・スズキから受注を受け、最盛期にはワイパーのほか自動車用発電機、スターター、オイルセンサーなども生産、従業員数は150人、年間売上高は10億フォリントに達した。
\一方、PMPは08年10月、カナダの自動車部品大手マグナから、チェコのワイパーメーカーPALインターナショナルを買収。ヴェスプレーム工場の付近に事業拡大のための適切な用地がなく、スズキが新モデルに同社のワイパーを採用しないと決めたことから、ワイパー生産をPALに統合することにしたという。(1HUF=0.4JPY)
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