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2010/7/28

ロシア

極東に新宇宙基地建設へ

この記事の要約

ロシアのプーチン首相は19日、極東アムール州に新たなロケット打ち上げ基地「ボストチヌイ宇宙センター」を建設する計画を明らかにした。今後3年間でインフラ整備などに247億ルーブルを投入する。\ ボストチヌイ宇宙センターは2 […]

ロシアのプーチン首相は19日、極東アムール州に新たなロケット打ち上げ基地「ボストチヌイ宇宙センター」を建設する計画を明らかにした。今後3年間でインフラ整備などに247億ルーブルを投入する。

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ボストチヌイ宇宙センターは2012年に着工し、15年に無人ロケット、18年には有人ロケットの打ち上げをめざす。ロシアがソ連時代からロケットの打ち上げ拠点としているバイコヌール宇宙センターは、ソ連崩壊後にカザフスタン領となったため、ロシアは毎年1億1,600万ユーロの使用料を支払っている。プーチン首相は「ボストチヌイ宇宙センターが、ロシア初の民生用宇宙基地となり、ロシアの宇宙活動における完全な独立性を保証するものとなることを希望する」と述べるとともに、新センターの建設が極東経済の活性化をもたらし、投資の流入が促進することを期待するとの見方を示した。(1RUB=2.89JPY)

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