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2010/7/28

ロシア

ロシア鉱工業生産、上期は10%増

この記事の要約

ロシア統計局の発表によると、同国の今年上半期の鉱工業生産は前年同期比で10.2%増加した。最も好調だったのは、新車買い替え奨励措置の追い風で国内需要が拡大している自動車業界。生産台数は68%増の48万8,000台に急伸し […]

ロシア統計局の発表によると、同国の今年上半期の鉱工業生産は前年同期比で10.2%増加した。最も好調だったのは、新車買い替え奨励措置の追い風で国内需要が拡大している自動車業界。生産台数は68%増の48万8,000台に急伸した。石油生産は2.8%増の2億5,000万トン、ガスは21.3%の増の3億3,400立方メートルだった。

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6月の鉱工業生産も前年同月比で9.7%増加した。8カ月連続で前年同月水準を上回ったが、4月(10.4%増)、5月(12.6%増)の伸び率には及ばなかった。また、前月比では0.4%減と後退した。冶金・化学業界で外需が減少したことが響いたもようだ。

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一方、自動車産業は引き続き回復基調にあり、6月の生産台数は乗用車で前年同月比79.6%、トラックで92.1%の大幅な伸びを示した。

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