2010/9/1

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

東芝、ブルガリアで太陽光発電所建設

この記事の要約

東芝がブルガリアに出力10メガワット(MW)の太陽光発電所を建設する。欧米における太陽光発電所建設事業を強化する戦略の一環で、来年度の稼動を予定する。投資規模は4億円。約2,000世帯の電力需要をまかなえるという。\ 建 […]

東芝がブルガリアに出力10メガワット(MW)の太陽光発電所を建設する。欧米における太陽光発電所建設事業を強化する戦略の一環で、来年度の稼動を予定する。投資規模は4億円。約2,000世帯の電力需要をまかなえるという。

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建設するのはブルガリア南東部のヤンボル。発電所は建設後、現地投資ファンドなどに売却し、運営は行わない。

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ブルガリア太陽光発電協会(BPvA)によると、同国で稼動している太陽光発電施設の総出力は約10MW。年末までに最大30MWが新たに運転を開始する見通しだ。太陽光で得られた電力の売り渡し価格は他の電力に比べて最も高い。エネルギー市場規制当局(SEWRC)によると、出力5MWまでの発電所で発電した電力については、メガワット時あたり823レフ、5MWを超える発電所では同755レフが支払われる。風力発電(145~190レフ)に比べると数倍の差がある。

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東芝は2015年までに欧州だけで8つの大型太陽光発電所を建設する計画だ。海外の太陽光発電事業の売上高で15年に1,500億円を計上する目標。同様のプロジェクトの経験を持つ現地企業を買収することも検討する。

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