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2010/9/15

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

イタリアのSorgenia、ルーマニアで風力発電所を建設

この記事の要約

イタリアの持ち株会社CIRのエネルギー事業であるSorgeniaが、ルーマニアで複数の風力発電所を建設する計画だ。CIRによると、モルドバと国境を接する同国東部ヴァスルイ県のファルチュに設置する出力106メガワット(MW […]

イタリアの持ち株会社CIRのエネルギー事業であるSorgeniaが、ルーマニアで複数の風力発電所を建設する計画だ。CIRによると、モルドバと国境を接する同国東部ヴァスルイ県のファルチュに設置する出力106メガワット(MW)の発電所が最初のプロジェクトとなる。すでに昨年12月と4月に建設に必要な許可を取得した。

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ルーマニアの風力発電能力は現在、わずか15MWに過ぎない。ただ、地理的条件から風力発電の潜在能力は高いとされており、昨年から外国のエネルギー大手が大型投資計画を発表している。伊エネルやチェコCEZ、スペインのイベルドローラなどが計画する発電プロジェクトの規模は合わせて数千メガワットに上っている。

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