独エネルギー最大手エーオンは18日、ロシアでの京都議定書に基づく共同実施(JI)事業で国連から承認を受けたと発表した。同社がロシアのJI事業で承認を受けたのは今回が初めて。
\JIは京都議定書に規定される柔軟性措置の一つで、投資先進国が実施先進国で温暖化ガス削減事業を行い、それによって得られた排出削減量を排出権として取引するもの。エーオンは今回、現地子会社のOGK-4(電力卸売市場第4発電会社)と共同で、Shaturskaya発電所に出力400メガワット(MW)のガス複合発電(CCGT)プラントを建設する。
\エーオンはこのほか、SurgutskayaとYaivinskayaの両発電所にも出力400MWのCCGTプラントを各2基建設するプロジェクトをJI事業として登録申請しており、Shaturskaya発電所と合わせて12年までに430万トンの二酸化炭素(CO2)削減を実現させるとしている。
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