ギリシャOTEのルーマニア子会社で、同国最大の通信企業であるロムテレコムは2010年7-9月期に1,390万ユーロの営業損失を出し、前年同期の黒字(800万ユーロ)から赤字に転落した。売上高は6.5%減の1億8,150万ユーロだった。財務緊縮措置や失業率悪化による国内景気の悪化が響いた。ロムテレコムのヨアニディス社長は、経営環境の厳しさを考慮に入れれば、まずますの業績とコメントしている。
\中核事業の固定通信加入数が後退するなか、インターネット及びテレビ事業では加入数がそれぞれ24%、21%の大幅な伸びを示した。これにより、3事業を合わせた加入数は4%増の460万人に上昇した。
\同じくOTEグループに属するルーマニアの携帯電話3位Cosmoteは、同期に売上高で8.5%増の1億1,750万ユーロ、営業利益(EBITDA)は12%増の1,330万ユーロを計上した。昨年6月に買収したZappが決算に加わり、業績を押し上げた。
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