2010/11/10

ロシア

加マグナ、カルーガ工場の稼動開始

この記事の要約

カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルはこのほど、ロシア南西部のカルーガで新工場を稼動させた。同社にとって同国で5カ所目の工場となる。\ 新工場は床面積が1万5,000平方メートル。バンパーやフロントエンドモジ […]

カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルはこのほど、ロシア南西部のカルーガで新工場を稼動させた。同社にとって同国で5カ所目の工場となる。

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新工場は床面積が1万5,000平方メートル。バンパーやフロントエンドモジュール、ラジエーターグリルなどを生産する。現在の従業員数は200人だが、フル稼働体制に入る2012年には340人に増員する予定。ゲオルギー・ロトフ工場長によると、新工場は現在、25%のテスト稼動に入っており、フォルクスワーゲン(VW)「ポロ」、シュコダ「ファビア」「オクタビア」向けにバンパーを生産している。来年からはVW「ティグアン」とルノー「ダスター」向けの部品の生産を開始する。このほか、プジョー・シトロエンからも受注を獲得しており、三菱自動車とも交渉を行っている。

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マグナはサンクトペテルブルクとニージニー・ノブゴロドに工場を持つ。ロシアでの投資残高は3億4,700万米ドルに達している。

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カルーガ州政府は投資誘致のため税優遇措置を実施しており、PSAや三菱自、仏化粧品大手のロレアルなど大手企業の進出が相次いでいる。

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