2010/11/17

ポーランド

PGNiG、7-9月期は減益

この記事の要約

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)が10日発表した2010年7-9月期決算は、純利益が3億4,410万ズロチとなり、前年同期から18%減少した。石油価格の高騰とズロチ安により、ガスの輸入コストが上昇したことが響い […]

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)が10日発表した2010年7-9月期決算は、純利益が3億4,410万ズロチとなり、前年同期から18%減少した。石油価格の高騰とズロチ安により、ガスの輸入コストが上昇したことが響いた。

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売上高は前年同期比13%増の38億8,000万ズロチだった。個人・法人向けともに販売量が増加し、販売量は7-9月期が前年同期比9%増の24億立方メートル、1-9月期は同7.5%増の100億立方メートルにそれぞれ拡大した。

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PGNiGは、販売するガスの3分の2をロシアからの輸入に頼っている。輸入価格は石油製品相場をもとにドルベースで設定されるため、ズロチの下落と石油相場の上昇は輸入コストの増加につながる。7-9月期の輸入コストは前年同期から47%上昇した。一方、国内でのガス供給価格はエネルギー規制当局が決定するが、6月の改定ではわずか1%の引き上げに止まり、輸入コストの増加をカバーすることはできなかった。(1PLN=28.60JPY)

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