中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2010/12/22

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

パナソニック、来月からセルビア生産開始

この記事の要約

パナソニックが来年1月からセルビアで照明器具用の省エネ電子機器(電子安定器)を製造する。省エネ化が進む欧州の照明デバイス事業を強化する狙いで、これまで外部委託していた部品生産を内製化し、生産能力の向上とコスト削減を図る。 […]

パナソニックが来年1月からセルビアで照明器具用の省エネ電子機器(電子安定器)を製造する。省エネ化が進む欧州の照明デバイス事業を強化する狙いで、これまで外部委託していた部品生産を内製化し、生産能力の向上とコスト削減を図る。

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パナソニックは、ドイツ子会社のパナソニック電工フォスロ・シュワーベ(PEWVS)を通じて先月、セルビア中部のズビライナッチに生産子会社を設立した。資本金は100万ユーロ(約1億2,000万円)。今年度は58万ユーロ(約7,000万円)を設備に投資する。工場面積は2,250平方メートルで、60人を雇用する計画だ。初年度は450万台を生産する見通し。同社がセルビアに工場を設置するのはこれが初めてとなる。

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■仏サジェムも投資を検討

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一方、フランスの電機・通信機器大手、サジェムは来年、セルビア第3の都市であるニシュに工場を設置する方向だ。電子式電力量計(電子式メーター)の組立てのほか、デジタルテレビ受信用セットトップボックスの生産も検討中という。市当局によれば、ドニェ・メジュロヴォ(Donje Medjurovo)工業団地が立地の候補として有力だ。工場面積は当初4,000平方メートルで、200人を雇用する。1万平方メートルへの拡張後は人員を500人まで増やす見通し。

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