フィンランド・スウェーデン資本で世界最大の製紙グループであるストラ・エンソは11日、ポーランド事業に3億7,000万ドル（2億8,500万ユーロ）を投資すると発表した。欧州での需要増大に対応し、同国東北部オストロウェンカにあるコンテナボード（板紙）工場の生産能力を拡大する。中東欧の輸送包装市場は毎年5％以上成長しており、同社は同地域のダンボール市場で競争力を強化することを成長戦略の1つに掲げている。
\オストロウェンカ工場の拡張は2013年に終了する予定。板紙の年産能力は現行の27万トンから45万5,000トンに拡大し、ストラの板紙自給率は35％から60％に上昇する。
\ストラはフィンランド、スウェーデン、ロシア、ポーランド、ハンガリー、バルト3国で段ボール工場を運営しており、昨年は段ボール生産のために56万トンの板紙を使用した。
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