2011/2/2

総合・マクロ

欧州投資銀、米JCIの中東欧R&D事業を支援

この記事の要約

欧州投資銀行(EIB)は1月28日、米自動車部品大手ジョンソン・コントロールズ(JCI)が2011~15年に中東欧で実施する投資プログラムを支援するため、1億ユーロを融資すると発表した。具体的には、スロバキアのトレンチン […]

欧州投資銀行(EIB)は1月28日、米自動車部品大手ジョンソン・コントロールズ(JCI)が2011~15年に中東欧で実施する投資プログラムを支援するため、1億ユーロを融資すると発表した。具体的には、スロバキアのトレンチンにあるエンジニアリングセンターのR&D事業とブルガリアのソフィアにあるエレクトロニクス開発センターの先進ソフトウエア開発事業が支援対象となる。

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JCIは90年代初めに中東欧地域に進出。その後は一貫して事業拡大を進めており、現在はスロバキア、ブルガリアのほかポーランド、ハンガリー、チェコ、スロベニア、ルーマニア、ロシアなどに30カ所の拠点を持つ。

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スロバキアには93年に進出。04年に開設したトレンチンのエンジニアリングセンターでは、自動車の内装やシート、部品のデザインやテストを行っている。

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ソフトウエア・ソリューションの開発のために01年に進出したブルガリアでは、06年にエレクトロニクス開発センターを開設。ドライバー情報システム(DIS)や車載インフォテインメント(情報&娯楽)システム、自動車に携帯機器を統合し、車外とネットワーク接続するためのソリューション(コネクティビティー)、ボディ・エレクトロニクスの開発を手がけている。

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