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2011/2/9

ポーランド

シーメンス、ポーランドで大型受注

この記事の要約

ドイツの電機大手シーメンスとポーランドの鉄道車両メーカーNewagはこのほど、ワルシャワで地下鉄を運行するMetro Warszawskieから車両35編成を共同受注した。契約規模は16億9,000万ズロチ(2億7,20 […]

ドイツの電機大手シーメンスとポーランドの鉄道車両メーカーNewagはこのほど、ワルシャワで地下鉄を運行するMetro Warszawskieから車両35編成を共同受注した。契約規模は16億9,000万ズロチ(2億7,200万ユーロ)で、シーメンスのポーランドにおける受注として過去最大。納期は2012年第4四半期から2013年第4四半期までの予定だ。

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受注したのはシーメンスの新型地下鉄「Inspiro」で、1編成6両で構成される。10編成はシーメンスのウィーン工場で製造し、残る25編成は最終組み立てをポーランド南部に位置するNewagのノヴィ・ソンチ本社工場で行う。

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Metro Warszawskieでは新車両のうち12~15編成を既存の南北線で採用し、地下鉄運行間隔を最短120秒に短縮する計画。20~23編成は昨秋着工した東西線に登場する。

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今回の発注はワルシャワ地下鉄近代化プロジェクトの一環で、欧州連合(EU)の助成を受けている。契約には、今後3年以内に17編成を追加発注できるオプション条項が含まれる。

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